PR

ニュース 社会

【変わる法廷 裁判員制度10年(1)】崩れた供述依存 コールドケース、物証で光

 警視庁の捜査幹部は「供述だけの勝負は相手にされない印象がある」と語る。かつて自白調書が「証拠の王様」ともいわれ、ともすれば供述依存に傾いた捜査、そして裁判のありようは大きく変わった。

■分かりやすい立証

 「漫画喫茶で子供を産み、(赤ちゃんの)声が出たので殺した」

 昨年5月、生後間もない女児の遺体が東京都新宿区歌舞伎町のコインロッカーから見つかり、死体遺棄容疑で逮捕された母親の女(26)=殺人容疑で再逮捕=は、警視庁の調べにこう供述した。出産直後の女児の首をタオルで絞めたというのだ。

 タオルは女児の遺体とともにコインロッカーの中から見つかっていた。警視庁は、殺害方法が女の供述通りであることを立証するため、タオルの結び目を3D画像で再現した。

 「これで『産んだ直後に手前側で結び目を作るように首を絞めた』という容疑者の話と一致することが分かる」。捜査関係者は、3D画像の狙いを解説する。

 裁判員裁判では、裁判員が裁判官とともに法廷に出された全ての証拠を見て、「被告が有罪かどうか」「有罪の場合はどのような刑にするか」を判断する。それだけに有罪立証を目指す検察官にとって、裁判員に分かりやすい立証をすることは最重要課題だ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ