PR

ニュース 社会

どうすれば虐待死を防げるのか 模索続く国・自治体

 さらに、心愛さんは死亡する直前に長期間欠席していたにもかかわらず、学校側から児相への連絡が遅れていたが、手引では虐待を疑われる子供が7日以上欠席した際は、市町村や児童と速やかに情報共有することが促された。

■一時保護所を増設

 千葉県も再発防止策を公表し、虐待の疑いがある児童らを受け入れる一時保護施設の増設などを盛り込んだ。県によると、管轄の6児相の一時保護所では今月7日現在で、定員の1・3倍超の155人を受け入れており、増設で定員オーバーの解消を目指すという。

 また、児童の見守りやケアに当たる小学校の担任の時間を増やすため、非常勤講師の派遣を実施。ドメスティックバイオレンス(DV)対策として、家庭を支援する保健師らを初めて児相に置くとしている。

 ただ、事件で問題とされた一時保護解除をめぐる意思決定のあり方についての具体的な策は示されなかった。さらに、心愛さんへの勇一郎被告の性的虐待の疑いを把握しながら児相が一時保護を解除していたなど、問題は今も露呈し続けている。

 津崎理事長は「施設や職員の数を単純に増やしたとしても、その養成は追いつかない。中身が伴わなければ実効性を持たせるのは難しく、質の確保に向け、児相職員らの育成が急務だ」と話している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ