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関東大震災の被害伝える鵠沼の石碑 5歳の師正王犠牲に 父は後の首相

「東久邇宮稔彦王 第二王子師正王碑」=藤沢市(山根聡撮影、許可を得て撮影しています)
「東久邇宮稔彦王 第二王子師正王碑」=藤沢市(山根聡撮影、許可を得て撮影しています)

 相模湾に面した神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園のほど近くに、ひっそりとたたずんでいる石碑がある。「東久邇宮(ひがしくにのみや)稔彦(なるひこ)王 第二王子師正(もろまさ)王碑」と刻まれたその碑は、関東大震災の被害を今に伝えるものだ。師正王が震災で亡くなったことを示すこの「御遭難記念」碑は、地震大国の日本で繰り返される大震災の被害を教訓とし、安全対策や減災に取り組むよう訴えかけ続けているかのように、静かに鎮座している。

 小田急電鉄江ノ島線の鵠沼海岸駅から海側に向かって200メートルほどの場所に位置する老人ホーム「オーシャンプロムナード湘南」の敷地内に、その石碑はある。師正王は、終戦直後の昭和20年8月17日に皇族として唯一内閣総理大臣となって、戦後処理に当たるも、同年10月9日に在職日数わずか54日で退いた東久邇宮稔彦王の第2王子として、大正6年に誕生した。

■吉村鉄之助の別荘で

 石碑は、その師正王が12年9月1日、相模湾を震源とするマグニチュード(M)7・9の関東大震災により、避暑のために滞在していた鵠沼で被災し、亡くなったことを伝えるものだ。同月5日の大阪朝日新聞に、その事実を報じた記事が掲載されている。

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