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入札価格漏洩、磐田市前副市長ら認める 静岡地裁初公判

 磐田市が発注した市立図書館の改修工事をめぐり、入札予定価格を漏らしたとして公競売入札妨害罪に問われた同市前副市長の鈴木裕被告(63)=同市小立野=ら3人の初公判が13日、静岡地裁(伊東顕裁判長)で開かれた。鈴木被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。

 鈴木被告のほかに起訴されていた同市元都市整備課長の村松俊文被告(57)=同市和口、菱和設備前浜松支店長の西田昌也被告(54)=浜松市南区渡瀬町=の2被告も起訴内容を認め、いずれも懲役1年が求刑された。

 検察側は論告で3被告に対し、「著しく不公正で、悪質な犯行だ」と指摘。鈴木被告に対しては、在職中、改修工事の設計段階で工事価格を安価に抑える提案を菱和設備に依頼していたことを挙げ、「見返りとして予定価格を教示した。その動機は短絡的かつ、身勝手だ」と追及した。

 一方、弁護側は公訴事実はいずれの被告についても「争わない」とした上で、鈴木被告の弁護人は菱和設備がこの図書館を新設する際の施工実績を評価していたとして、「決して私利私欲のために犯行に至ったのではない」と寛大な判決を求めた。村松、西田両被告の弁護人は執行猶予付き判決を求めた。

 起訴状などによると、3被告は共謀し、平成29年12月に行われた磐田市の子ども図書館の機械設備改修工事における公正な入札を妨害。村松被告は入札日の約1カ月前に予定価格を既に副市長を退職していた鈴木被告に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で伝え、鈴木被告はその予定価格を同アプリを用いて西田被告に教えたとしている。西田被告は、菱和設備の従業員に予定価格に近似した価格で落札させたとされている。

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