PR

ニュース 社会

施設の子供間の性的問題732件 厚労省が初の実態調査

 全国の児童養護施設などで、平成29年度に把握された子供間の性的な問題が732件あったことが26日、厚生労働省が公表した初の実態調査で分かった。当事者となった子供は1371人いたが、問題の具体的内容などの情報精査はこれからで、厚労省はさらに解析を進め、対策につなげる。

 施設に入所する子供間の性的問題をめぐっては、三重県内の児童養護施設で性暴力事案が起き、裁判沙汰になっていたことが判明。事案をきっかけに、厚労省が今年1~2月、全国の児童養護施設や一時保護所、保護された子供を家庭で預かる里親などを対象に調査した。

 29年度に把握された子供間の性的な問題は、児童養護施設や児童心理治療施設などの社会的養護関係施設で687件(当事者数1280人)▽一時保護所で34件(同74人)▽里親・ファミリーホームで11件(同17人)-だった。

 養護施設で「問題が発覚した経緯」(複数回答)は「事例に関わる子供からの報告・相談」が高い傾向にあり、「問題などが生じた場所」(同)は「居室内」が最多だった。

 一方、自治体への調査では、課題も浮き彫りとなった。施設などの子供間で生じる性的な問題について「報告対象を自治体として定義しているか」の問いに約7割が「していない」と回答。「自治体が感じている課題」(同)は、「施設職員の予防・発生時対応のスキルが十分でない」「子供間で生じる性的な問題に関するマニュアルなどが整備されていない」がそれぞれ約4割に上った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ