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再審公判で有罪立証へ 滋賀の入院患者殺害事件

会見に出席した西山美香さん(左)=23日、大津市内
会見に出席した西山美香さん(左)=23日、大津市内

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年、男性入院患者=当時(72)=の人工呼吸器を外して殺害したとする殺人罪で懲役12年が確定し、服役した後、今年3月に裁判をやり直す手続き「再審」の開始が決まった元看護助手、西山美香さん(39)の再審公判に向けた裁判所と検察、弁護団の3者協議が23日、大津地裁であった。弁護側によると、検察側は今後開かれる再審公判で有罪判決を求める方針を明らかにした。

 確定判決では、西山さんは15年5月22日午前4時すぎ、看護助手として勤務中に、男性の人工呼吸器のチューブを外し、急性低酸素状態により死亡させた。

 西山さんは逮捕前に「人工呼吸器のチューブを抜いた」と供述し、滋賀県警が逮捕。公判で否認に転じ、「好意を抱いていた警察官の気を引きたかったから虚偽の自白をした」などと無罪を主張したが、自白が重視された上、酸素が途絶えたことによる急性心停止が死因と認定され、19年に最高裁で有罪が確定した。

 西山さんは服役し、1度目の再審請求が退けられた後、24年9月に大津地裁に2度目の再審を請求。第2次再審請求審で大阪高裁は29年12月、司法解剖による男性の血液の数値などから「自然死の可能性がある」と指摘した上で、自白の信用性にも疑問が生じるとして再審開始を決定した。

 検察側は特別抗告したが、今年3月、最高裁第2小法廷が特別抗告を棄却し、大津地裁での再審開始が確定していた。

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