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特捜部vsゴーン被告 舞台は法廷へ

公開されたカルロス・ゴーン容疑者の動画=9日午後、東京都千代田区の日本外国特派員協会(古厩正樹撮影)
公開されたカルロス・ゴーン容疑者の動画=9日午後、東京都千代田区の日本外国特派員協会(古厩正樹撮影)

 東京地検特捜部は22日、日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)を追起訴した。世界中から注目を集めた事件は、最初の逮捕から5カ月余りで区切りを迎えた。検察側は有罪立証に自信を見せる一方、ゴーン被告は起訴内容を全て否認。全面対決のまま舞台は法廷に移る。

 「長い捜査だったが、ここまでよく事件を広げることができた」。ある検察幹部はこう振り返る。関係先が中東や欧米など世界各国に散らばる上、資金ルートはペーパーカンパニーを複数経由するなど複雑で、実態解明に長期間を要した。特捜部は各国に証拠収集の協力を求める捜査共助を依頼しており、今後の回答次第で追加捜査の可能性も残る。捜査幹部は「捜査終結宣言はできない」と話す。

 一方、ゴーン被告は2月に弁護人を「無罪請負人」の異名を持つ弘中惇一郎弁護士らに変更。108日間にわたる勾留を経て3月6日に保釈された。だが4月4日の4度目の逮捕で再び拘置所へ。取り調べでは、弁護団の助言を受けて黙秘する戦略に切り替えた。公判では全面無罪を主張し、徹底抗戦するとみられる。

 東京地裁は裁判の争点を絞り込む公判前整理手続きの第1回期日を5月23日に指定したが、今回の起訴で不透明な状況だ。金融商品取引法違反罪で起訴された前代表取締役のグレゴリー・ケリー被告(62)と法人としての日産については9月にも初公判を開く見通しだったが、弁護団は公判の分離を求めており、ゴーン被告の初公判はさらに先になるとみられる。

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