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ゴーン容疑者、30億円借金は前妻口座に 不透明資金、移動に使用か

弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)
弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=3日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)

 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)がオマーンの販売代理店に日産資金を不正に支出したとされる特別背任事件で、平成21年にゴーン容疑者が代理店のオーナーから約30億円を借りた際、振込先が前妻名義の銀行口座だったことが11日、関係者への取材で分かった。ゴーン容疑者は、不透明な資金の移動にも前妻の口座を使用していた疑いがあり、東京地検特捜部が実態解明を進めている。

 ゴーン容疑者は20年10月、私的投資で巨額の損失が生じ、取引先銀行から数十億円の追加担保を求められた。このため、友人のサウジアラビアの実業家、ハリド・ジュファリ氏に信用保証として約30億円を差し入れてもらい、自身も約22億円を負担した。ゴーン容疑者はこの直前の21年1月に友人でオマーンの販売代理店、スハイル・バハワン自動車(SBA)オーナーのスハイル・バハワン氏から約30億円を借り入れた。

 関係者によると、この借り入れの際に作成された借用書には、ゴーン容疑者のサインとともに、前妻が共同債務者としてサインし、振込先は前妻名義の口座が指定されたという。その後、ゴーン容疑者の関係する口座に流れていた。

 他にもゴーン容疑者をめぐる不透明な資金の入出金に、前妻の口座が使われていた疑いがあるといい、前妻もSBA側などとの資金のやり取りを把握している可能性がある。ただ前妻とゴーン容疑者は27年までに離婚が成立したとみられ、離婚時の契約でゴーン容疑者について口外することを制限されているという。

 ゴーン容疑者は27~30年、日産子会社の中東日産からSBAに計1500万ドルを支出させ、うち計500万ドル(約5億6300万円)を、実質的に保有するレバノンの投資会社に送金させて日産に損害を負わせた疑いで再逮捕された。

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