PR

ニュース 社会

鈴木宗男氏に再審認めず 東京地裁決定 弁護団、即時抗告へ

再審請求が棄却され、記者会見する鈴木宗男元衆院議員=20日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
再審請求が棄却され、記者会見する鈴木宗男元衆院議員=20日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
その他の写真を見る(1/3枚)

 受託収賄など4つの罪で懲役2年、追徴金1100万円の実刑判決が確定し、服役した新党大地代表、鈴木宗男元衆院議員(71)の裁判のやり直しを求めた再審請求で、東京地裁(家令和典裁判長)は20日、再審を認めない決定をした。弁護団は決定を不服として25日に東京高裁に即時抗告する意向を示した。

 弁護側は、検察官が証人尋問前に作成したとされる「尋問シナリオ」など8点を新証拠として提出し、「公判証言は検察によって作られたものだった」と主張していた。

 家令裁判長は、贈賄側証人が「尋問前に検察官と綿密な準備をしたことは認められる」とする一方、「検察官が自ら作り上げたストーリーに基づいて虚偽の供述を強要し、関係者が虚偽の供述調書にのっとって虚偽の証言をした疑いはない」と判断した。

 決定後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した鈴木氏は「想定問答があったという重大な資料を一顧だにしない判断に不信感を持った。私は真実を求めて闘っていく」と述べた。弁護団の弘中惇一郎弁護士は「シナリオの危険性を考察したと思えず、過去の証拠のみで判断したのは致命的な間違えだ」と決定を批判した。

 確定判決によると、北海道開発庁長官だった平成9~10年、北海道網走市の建設会社から道開発局発注の工事に関して請託を受け、現金計600万円を受領。官房副長官だった10年には、不正伐採で行政処分を受けた北海道帯広市の製材会社から林野庁への口利きを依頼され、500万円を受け取るなどした。

 鈴木氏は一貫して否認したが、22年9月、有罪とした1、2審判決が最高裁で確定し、議員を失職。1年の服役後、仮釈放された。24年11月、受託収賄とあっせん収賄の罪について、東京地裁に再審請求した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ