PR

ニュース 社会

【太陽光発電は人を幸せにするか】(30) 発電所の土砂が家屋を流した 住民は補償も受けられぬまま

土砂崩れが起きた現場を案内する地元住民。鉄板がある周辺には民家があったが、土砂に土台が押し流され、やむなく所有者が解体した=平成30年9月、静岡県下田市椎原(三枝玄太郎撮影)
土砂崩れが起きた現場を案内する地元住民。鉄板がある周辺には民家があったが、土砂に土台が押し流され、やむなく所有者が解体した=平成30年9月、静岡県下田市椎原(三枝玄太郎撮影)
その他の写真を見る(1/5枚)

 静岡県下田市椎原の太陽光発電所の土砂崩落事故。この発電所は事件記者や不動産、太陽光業界関係者の間では有名物件だった。

 太陽光発電所の販売元「ルクソニア」(東京都渋谷区)の元担当者が取材に答えた。「下田の発電所は愛媛県の貸金業者とトラブルを抱えていました。架空の話をでっち上げて、金をだまし取ったのだと貸金業者側は訴えていました。事実、一部のネットメディアでは、下田の発電所は未完成で、この売り上げを収入に記載したピクセルカンパニーズの有価証券報告書は虚偽記載に当たる、と問題視していたのです」

 おそらくこれが原因だろう。当時の親会社だった「ピクセルカンパニーズ」(東京都港区)は担当者に「早く仕事を仕上げて、発電所を完成させてくれ」とせかしたのだそうだ。

 発電所を施工し、土嚢を積んだのは下田市の建築会社「イノベック」。

 ルクソニアの当時の担当者は「イノベックの社長に事情を話すと『あとはうちでやっておくから』と言われた」と話す。

 イノベックの社長は現場の椎原とは別の地区の区長を務める地元の人物。土砂崩れがあった後、土嚢を積んで対処したのは、この社長だ。イノベックには数回、取材を申し込んだが返答はなかった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ