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死刑執行後も「風化ない」 地下鉄サリン24年、被害者集会

自身の体験を語る仮谷実さん(右)と高橋シズヱさん=16日午後、東京都千代田区(加藤園子撮影)
自身の体験を語る仮谷実さん(右)と高橋シズヱさん=16日午後、東京都千代田区(加藤園子撮影)
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 13人が死亡、6千人以上が重軽症を負った平成7年のオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で24年となるのを前に、被害者の会などが16日、東京都内で集会を開いた。会の代表世話人で、事件で夫を亡くした高橋シズヱさん(72)は教団元幹部らの死刑が執行されてもなお「当事者に風化はない」と語った。

 高橋さんは、昨年7月に元教祖、麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=ら13人に死刑が執行されたことに触れ、「(事件は)昨日のことのように覚えている。死刑は事件の最終的な出来事かもしれないが、私たちにとっては最終ではない」と話し、今も苦しむ被害者や遺族の存在を強調した。

 教団による目黒公証役場事務長監禁致死事件で父が犠牲になった仮谷実さん(59)は、刑罰のあり方に関し「最大の償いは父を生き返らせることだが、あり得ないなら命で償ってほしい。それでも風化はなく、加害者が、命が大切だと分かり、命を救う活動をしてくれれば癒やされるかもしれない」と述べた。

 集会の冒頭では、執行時に法相だった上川陽子氏のビデオメッセージが流された。上川氏は「昨年7月には大きな判断をした。命を見つめ続け、考え抜いた末の判断だったことをみなさまに伝えたい」と話した。

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