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覚醒剤「意図せず摂取」で無罪判決 仙台高裁

 覚せい剤取締法違反罪で起訴された40代男性被告の控訴審判決で仙台高裁(秋山敬裁判長)は14日、「意図せずに摂取した可能性がある」として無罪とした1審山形地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 被告は尿から覚醒剤成分が出たが「証拠の捏造(ねつぞう)だ」と否認。1審結審直前になって「誰かが覚醒剤を使った注射器をペットボトルの中の水で洗い、それを誤飲した」と新たに主張した。山形地裁は昨年3月「誤って摂取した可能性は排斥できない」と無罪を言い渡した。

 控訴審で検察側は「地裁は、被告の新たな主張に対する検察の反論を促す義務を怠った」として、公判手続きに法令違反があると主張した。高裁は「地裁は審理を再開し、検察に追加立証の機会を与えた」と述べ、法令違反を否定した。

 仙台高検の大図明次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応する」とのコメントを出した。

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