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【大学最前線 この人に聞く】被災地とともに未来をつくる 中井勝己・福島大学長

被災地復興や「食農」、キャンパスでの学びについて語る福島大学の中井勝己学長=福島市金谷川の福島大(関厚夫撮影)
被災地復興や「食農」、キャンパスでの学びについて語る福島大学の中井勝己学長=福島市金谷川の福島大(関厚夫撮影)

 8年前は雪が舞い、今年は雨模様で強い風にも見舞われた。その3月11日に起きた東日本大震災は戦後最大の被害をもたらすとともに、大規模な自然災害が多発するわが国における学びはどうあるべきか--という根源的な問いを高等教育機関に突き付けたといえる。被災県に立地する国立大学法人として被災者と被災地に向き合い続けてきた福島大学の中井勝己学長(67)に「これまで」そして「これから」の歩みと思いを聞いた。(編集委員 関厚夫)

 ■いまだ道半ば…

 --東日本大震災から8年がたちました

 「この間、双葉郡8町村(※1)や南相馬市、田村市、飯舘村などでは除染が進んだために避難指示区域が徐々に解除されてきました。この点では復興を実感していますが、いまだに双葉町や大熊町、浪江町を中心に帰還困難区域が残っています。また、解除された地域にどれほどの住民が戻ってきているかを考えると、自治体によって差があるとはいえ、まだ住民が十分に戻っていない地域が多いのが実情です。このことは私も双葉郡8町村の被災地域を訪れるたびに痛感しています。今後は地域コミュニティーの再生が大きな課題になると思います。

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