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【追悼式 被災者の言葉要旨】「全国の支援が復興の原動力」 福島県楢葉町の高原カネ子さん(70)

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【東日本大震災8周年追悼式】被災者代表の高原カネ子さん=11日、東京都千代田区の国立劇場
【東日本大震災8周年追悼式】被災者代表の高原カネ子さん=11日、東京都千代田区の国立劇場

 8年前の今日、私の暮らす楢葉町は、大きな揺れとそれに伴う津波、そして原子力発電所の事故という未曾有の災害に見舞われました。余震の続く中で、原発事故による避難指示が全町内に出されましたことから、親戚を訪ねて県外まで避難した記憶は今でも鮮明に残っています。

 「すぐに帰れるだろう」。そんな淡い気持ちを抱きながらの避難生活は、気づけば3年半にわたり、住み慣れたふるさとが壊れていくさまを、遠くから見守るしかない苦しい避難生活を余儀なくされました。

 そんなある日、避難生活を送る私たちのもとに、ある贈り物が届きました。それは、ある小学校の児童たちが大切に育てた「藍」の種とかわいらしい文字でしたためられた藍の育て方の手紙でした。長い避難生活を送っていた私たちにとって、その種と手紙は希望の光となりました。

 私たちは、「藍」を楢葉町の復興のシンボルとして育てようと誓い、避難指示が解除されたばかりの町に戻り、荒れた花壇を耕し、種をまき、水やりを続け、ようやくその希望を実らせることができました。

 大震災と長い避難生活によって奪われていた希望が、この「愛」の種によって、再び輝きを取り戻し、復興への原動力となって、今、私たちに前を向く勇気を与えてくれています。

 私たちは、このような全国の皆さまからの励ましやご支援によって、復興への一歩を踏み出すことができました。

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