PR

ニュース 社会

震災8年「記憶風化させない」 液状化被害の茨城・潮来市で訓練

心臓マッサージの訓練を行う参加者ら=10日午前、潮来市日の出(丸山将撮影)
心臓マッサージの訓練を行う参加者ら=10日午前、潮来市日の出(丸山将撮影)
その他の写真を見る(1/3枚)

 東日本大震災の発生から8年を迎えるのを前に、大規模な液状化に見舞われた茨城県潮来市日の出地区で10日、防災訓練が行われた。地区の住民ら約400人が参加し、災害への意識を新たにしていた。

 冒頭、参加者らは黙祷(もくとう)をささげて犠牲者の冥福を祈った。同市の原浩道市長は「地域の安全、安心をみんなで守っていくことが大切だ」と訓練の意義を強調した。

 この日は避難訓練のほか、市消防本部や地元消防団の関係者らが自動体外式除細動器(AED)や消火器の使い方などを指導。消火器訓練に参加した同市立日の出中3年の高野内愛弓(あゆみ)さん(15)は「小学生のときに訓練で使ったことがあるので上手に扱えた。万が一のときに役に立つと思う」と充実した様子。

 同市によると、同地区では震災で発生した液状化により、約2500棟の建物が全半壊などの被害を受けた。地盤強化のため、市は総延長約46キロの排水管を敷設。地下水排出作業を進めて、昨年2月に地下水位を大部分で目標値まで下げることに成功したという。

 同地区の小岩井英行代表区長(41)は「大震災の記憶を風化させないよう訓練を続けていきたい。災害時に頼れるのは近所の人たちなので、地区のつながりをしっかり保っていきたい」と話した。(丸山将)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ