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和牛受精卵持ち出し「違法と知らず」法整備に課題も

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 海外にも人気が高い和牛の受精卵や精液が中国に持ち出されそうになった事件で、大阪府警は家畜伝染病予防法違反容疑などで男2人の逮捕に踏み切った。今後、流出経路の解明が本格化するが、捜査を通じて明らかになりつつあるのは、日本の貴重な「遺伝資源」が安易に持ち出され得るという危機的な現状だ。

 「液体窒素に入った牛の種を中国に運んでほしい」

 前田裕介容疑者は知り合いの中国人に電話でこう頼まれ、小倉利紀容疑者に運搬を依頼したとされる。前田容疑者は報酬について逮捕前、府警の任意の調べに「(中国人の)友人の頼みだから受け取っていない。小倉容疑者には数万円を支払った」と話していた。

 小倉容疑者は昨年6月、和牛の受精卵や精液が注入されたストローを保冷容器に入れ、大阪市内からフェリーに乗って中国・上海へ向かった。だが中国当局に持ち込みを認められずに帰国し、自ら農林水産省動物検疫所に申告していた。

 違法性の認識はなかったのか。小倉容疑者は農水省の調べに対し、「違法とは知らなかった」と説明。前田容疑者も、府警が経営する焼き肉店を家宅捜索した際、「初めて違法と知った」と話したという。

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