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【震災遺構のいま】津波・原発の記憶ありのまま VRで「100年後も」

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 福島・浪江町

 学び舎の外壁は色あせ、ガラスが割れた窓に、破れたカーテンがひらめく。東日本大震災の津波で127人の命が奪われた福島県浪江町請戸(うけど)地区。東京電力福島第1原発事故にも見舞われた。町立請戸小学校の校舎はこの8年、時が止まっているように見える。

 町は校舎の保存を計画する。保存を求める声が多数を占めた平成27年の住民意向調査結果を受けて設置された検討委員会は今年2月、現状に近い形で整備し教訓を伝える場所として活用することを提言した。

 委員として議論に関わった岡洋子さん(58)は話す。「津波と原発事故で何が起きたか、ありのままに伝えるのが大事だ」

 堤防整備などが進み地区の風景は変化した。建物も数棟が点在する程度で津波を物語るものは少ない。請戸小では地震発生直後に在校児童82人が避難、全員が無事だった。《福島の為に》《頑張れ!》。校舎の中にある黒板には、救援に入った自衛官や警察官らが書き残した文字が残された。

 町は平成32年度中に校舎に立ち入りできる形で整備したいという。

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