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除染土壌の常磐道盛り土、月内着工断念 福島・南相馬

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 環境省は、福島県内の除染で出た除去土壌を南相馬市の常磐自動車道拡幅工事の盛り土に使う再生利用事業について、月内着工を断念した。7日夜、同市小高区で行った地元行政区長への説明会で出席した区長10人全員が反対の意向を示したため。同省は今後も協議を重ねたい考えだ。

 事業は、同区羽倉地区で行われる常磐道4車線化工事で約100メートルにわたって除去土壌約1千立方メートルを盛り土し、工事手順や放射線量などを確認する。昨年12月に市議会に伝えたが、地元から反発を受けていた。

 7日の説明会でも、出席した区長から「中間貯蔵施設に入れるという当初の約束とは違う」「風評被害が心配」「帰還が進む中で帰還意欲がそがれる」といった反発が相次いだ。同省は計画を白紙に戻し、「意見を受け止めた上で今後どうするか検討したい」(福島地方環境事務所)とした。

 総量1400万立方メートルとされる県内の除去土壌をめぐっては、〈仮置き場→中間貯蔵施設→県外の最終処分場〉との流れはあるものの、最終処分場が決まらない中、同省は28年、県内の除去土壌の再生利用に向けた方針をまとめ、29年から南相馬市の仮置き場で実証事業を行っている。

 だが居住地付近の事業計画には地元の反発が強く、二本松市の市道整備に除去土壌を使う計画も住民の反対で昨年、中止された。

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