PR

ニュース 社会

小4女児死亡 千葉県警、虐待の全容解明へ 逮捕から1カ月

栗原勇一郎容疑者(フェイスブックから)、栗原なぎさ容疑者
栗原勇一郎容疑者(フェイスブックから)、栗原なぎさ容疑者

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件は、父親の勇一郎容疑者(41)が傷害容疑で逮捕されてから25日で1カ月が過ぎた。県警は傷害容疑で同日再逮捕した母親のなぎさ容疑者(32)の関与を含めた虐待の全容解明を進め、死亡の結果を問う傷害致死容疑などの適用も検討するが、立件には高い壁が立ちはだかる。

 心愛さんが亡くなったのは1月24日。勇一郎容疑者は午前中から心愛さんを浴室へ引っ張っていき、シャワーの冷水をかけたり、首をわしづかみにしたりする暴行を加えた。

 深夜、自ら110番通報し、駆けつけた野田署員らが心愛さんの死亡を確認。県警は翌25日、勇一郎容疑者を傷害容疑で逮捕するとともに、なぎさ容疑者についても虐待を黙認したとして2月4日に同容疑で逮捕した。

 心愛さんは昨年末から外出しておらず、冬休みが終わった1月7日から小学校を欠席していた。一家の状況を知るのは両容疑者のみ。そんな中、捜査を進展させる鍵となったのが、県警が押収した勇一郎容疑者のスマートフォンに残っていた、虐待される心愛さんが写った動画や写真だった。

 両親の再逮捕容疑となった昨年末ごろの虐待も、これらが決め手に。県警は虐待が長期的に行われていた可能性が高いとみて、今後も動画の解析や心愛さんの遺体に残ったけがの痕との照合作業などを進め、虐待の全容解明につなげたい考えだ。

 ただ、県警が視野に入れる傷害致死容疑での立件には司法解剖を経ても死因が不明だったことが障害として立ちはだかる。殺人容疑についても、勇一郎容疑者が一連の虐待について「しつけのつもりだった」と供述しているため、殺意の認定が課題になる。(橘川玲奈)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ