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阪神大震災の教訓、宮城・南三陸で…神戸の団体が写真展

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写真展のパネルについて説明する「リメンバー神戸プロジェクト」の三原泰治代表=22日、宮城県南三陸町(塔野岡剛撮影)
写真展のパネルについて説明する「リメンバー神戸プロジェクト」の三原泰治代表=22日、宮城県南三陸町(塔野岡剛撮影)

 阪神大震災の教訓を伝える団体「リメンバー神戸プロジェクト」が、東日本大震災で被害を受けた南三陸町の「南三陸ホテル観洋」で、防災の啓発や教訓の伝承のため、写真展「震災の消えた傷跡と神戸の壁遺構達の写真展」を22日から開催している。写真展には同町で被災し、遺構としての保存が目指されている「高野会館」についての展示もある。4月30日まで。

 同プロジェクトは平成7年に起きた阪神大震災直後に発足した。風化を防ぐために地震で被害を受けた市場の壁を「神戸の壁」として保存する活動などに取り組んできた。

 写真展は同プロジェクトの代表を務める三原泰治さんらが、同ホテル関係者と交流を続けてきたことがきっかけ。同プロジェクトが東北の被災地でこうした写真展を開くのは初めてだという。阪神大震災の被災状況を当時の写真などでまとめたパネル27枚などが展示されている。

 三原さんは「神戸では被災した建物などはほとんど残っていない」と指摘し、「遺構は津波の脅威などを直接感じることができ、物言わぬ語り部だと思っている。防災の大切さを東北からも発信したい」と語った。

 結婚式場だった南三陸町の高野会館は東日本大震災当時、地域住民など327人が避難し、津波の難を逃れた。会館を管理・運営していた同ホテル関係者らが、震災遺構としての保存を目指している。

 ホテル観洋の女将、阿部憲子さんは「人々が避難し、助かった建物だからこそ伝えられるメッセージがあると思う。町の復興も進んでいるので震災遺構についても本格的に声を上げていきたい」と話した。

 入場無料。問い合わせは同ホテル0226・46・2442。

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