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児相、父親に押し切られ…小4女児帰宅前の面談記録判明

栗原勇一郎容疑者(フェイスブックから)
栗原勇一郎容疑者(フェイスブックから)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、傷害容疑で逮捕された父親の勇一郎容疑者(41)が平成30年2月、「お父さんに叩かれたというのは嘘」と書かせた心愛さんの署名入りの文書を県柏児童相談所職員に示し、心愛さんを自宅に戻すよう迫った際の面談記録の全容が13日、分かった。「今日で連れ帰る」と迫る勇一郎容疑者に、児相側は「止めれば覆るんですか」と消極的な発言をするだけで、事実上押し切られていた。

 一方、県警は30年末の心愛さんに対する別の傷害容疑で勇一郎容疑者の逮捕状を既に取得。勾留期限の14日に再逮捕する。母親のなぎさ容疑者(32)は「(勇一郎容疑者が)娘に暴行をしたのは知っていた」と供述している。

 面談は30年2月26日に勇一郎容疑者の親族宅で実施。関係者によると、その際のやり取りが市の記録に残っていた。また、勇一郎容疑者が翌27日、学校に「第三者が来ても娘を渡さないように」と求めていたことも市教育委員会への取材で新たに分かった。

 市の記録によると、勇一郎容疑者は訪問した児相職員3人に「娘と会わせないとの指示に法的根拠はあるのか。ないなら従う義務はない」と主張し、心愛さんの帰宅を要求。勇一郎容疑者の親族から「何も言わないんですか」と尋ねられた職員は「止めれば覆るんですか」と消極的な発言をした上で、「児相としていいとは言えない」と述べていた。

 児相は27日、市に「心愛さんは自宅に戻ったと思われる」と伝達。勇一郎容疑者は同日、学校に「今後は妻が娘を送り迎えする」「第三者が来ても娘を引き渡さないように」と連絡していた。

 児相は28日の会議で「虐待の再発は認められない」として帰宅を了承したとしているが、実際には勇一郎容疑者が心愛さんを連れ帰った後に帰宅を追認していた可能性がある。

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