PR

ニュース 社会

父親刺殺の少年 懲役5年以上10年以下求刑 横浜地裁

Messenger

 横浜市内の自宅で平成30年1月、父親=当時(44)=を包丁で刺して殺害したとして、殺人罪に問われた少年(19)の裁判員裁判の論告求刑公判が13日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であった。検察側は懲役5年以上10年以下の不定期刑を求刑した。

 検察側は論告で「殺意を持って父親を執拗(しつよう)に何度も刺した。強い殺意が認められ、正当防衛は認められない」と主張。父親が家族に暴力をふるうなどの事件の背景は認める一方、「殺されるほどの落ち度があったとはいえない」と述べた上で、「謝罪の気持ちが薄く、自分の責任を軽視させることは更生にとってもよくない」として、刑事罰が相当とした。

 弁護側は「父親による長年の虐待や、ドメスティックバイオレンス(DV)によって引き起こされた事件である」と述べた上で、少年が父親の愚痴を聞いたり、アルバイト代を家に入れたりするなど、問題解決のために働きかけてきたと主張。事件時の状況については、母親が父親に暴力をふるわれそうになっていたことを踏まえ、「体格差のある父親を止めるには包丁を持ち出すしかなく、事態を収束させる唯一の手段だった」として殺意を否定した。

 そのうえで「少年は公判を通じて事件と向き合っており、内省を深めている。少年院で更生していくのがふさわしい」などと、少年院での保護処分が相当として家裁送致を求めた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ