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警視庁がSP態勢強化 相次ぐ重要行事、官邸警備隊も動員

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警視庁SP(写真中央)から指導を受ける訓練生。警護対象者が降車する際のドアの開け方について、檄が飛んだ=愛知県小牧市の中部管区警察学校
警視庁SP(写真中央)から指導を受ける訓練生。警護対象者が降車する際のドアの開け方について、檄が飛んだ=愛知県小牧市の中部管区警察学校

 皇室関連行事やラグビーワールドカップ(W杯)など元首級の海外要人が多数来日する行事が今後相次ぐことを見据え、警視庁が要人警護に当たるSP(セキュリティーポリス)の態勢強化に向け、首相官邸警備隊も動員する運用変更に踏み切ったことが9日、関係者への取材で分かった。行事によっては全国警察から1000人規模の警護人員の応援も検討されており、警察当局は警視庁SPを各地の訓練に派遣して人材育成を加速。万全な態勢で重要行事に臨もうとしている。

 SP、官邸警備隊はいずれも警視庁警護課の所属。SPが海外要人ら対象人物の送迎などに密着して安全を守るのに対し、同隊は首相官邸内や周囲に展開し、突発事案への対応などに当たる。

 関係者によると、従来は官邸警備隊で有能と判断された者がSPに選抜登用されてきたが、今年1月の運用変更で数十人いる警備隊員がSP業務を担うことが可能になった。SPバッジも支給され、既存SPと合わせて300人近い規模に。警備隊員は4日に1日のペースでSPと組んで出動し、経験を積んでいる。

 運用変更は、来日する各国元首や王族らの数が増加する中で数年前から検討されてきた。

 今年は一連の皇室関連行事に加え、6月に大阪で20カ国・地域(G20)首脳会議、9月に全国12会場でラグビーW杯が実施され、来年には東京五輪・パラリンピックも控える。こうした行事への出席のために海外要人の来日が大幅に増えるとみられ、警視庁は人員確保のために運用変更を決めた。

 また警察庁は新天皇の即位を国内外の賓客に宣明する「即位礼正殿の儀」(10月22日)など、多数の海外要人の参列が見込まれる行事には、全国の警察から特別派遣部隊を都内に動員する方針で、1000人規模を見込む。

 高い技術を持った人材を育成するために国内トップの経験値を持つ警視庁SPを各地に派遣しており、各警察本部の警護担当者らを対象にした訓練の回数を増やしている。

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