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浮かぶ児相の不作為、背景に業務負担 千葉小4女児死亡事件

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野田市の小学4年生の女児が死亡した事件で、会見する県柏児童相談所の二瓶一嗣所長(中央)=1月28日、千葉市中央区(橘川玲奈撮影)
野田市の小学4年生の女児が死亡した事件で、会見する県柏児童相談所の二瓶一嗣所長(中央)=1月28日、千葉市中央区(橘川玲奈撮影)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件をめぐっては、児童相談所の不作為の数々が浮かび上がる。一方、全国の虐待相談の対応件数は過去最高を更新するなど対応が追いつかない現状がある。国は人員増などに乗り出しているが今回、児相は「緊急度を見誤った」とし、人員の「数」でなく「質」が問題視されている。専門家は「児相としての使命感が足りない」と、子供の命と向き合う児相の姿勢に疑問を投げかける。

 児相の対応のまずさは、栗原心愛さんを自宅に戻すかどうかの判断の際にあった。

 平成29年12月、虐待の疑いがある勇一郎容疑者から引き離す形で、児相は親類宅での生活を条件に心愛さんの一時保護を解除した。しかし、親類の体調が悪化。自宅に戻すかどうかの検討を迫られ、30年2月26日、親類宅で容疑者への面会が行われたという。

 これまでも虐待を否定し続けていた容疑者が示したのが、心愛さんに強制的に書かせた文書だった。《お父さんに叩かれたことは嘘です》《早く(家族)4人で暮らしたいと思っていました》。児相側は、この提示段階で「父から書かされた可能性がある」と疑念を抱いてはいた。

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