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韓国前最高裁長官を逮捕、徴用工訴訟介入疑惑で地検

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23日、逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭する梁承泰容疑者(中央)(共同)
23日、逮捕状審査を受けるためソウル中央地裁に出頭する梁承泰容疑者(中央)(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁が朴槿恵(パク・クネ)前政権の意向でいわゆる徴用工訴訟の確定判決を故意に先送りしたとされる疑惑で、ソウル中央地検は24日、職権乱用などの疑いで、前最高裁長官の梁承泰(ヤン・スンテ)容疑者(70)を逮捕した。最高裁長官経験者の逮捕は初めて。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、日本企業に賠償を命じた確定判決への対応について捜査の推移を見て判断する姿勢を示している。朴前政権が日韓関係の悪化を危ぶんで介入したとみられているだけに、日韓関係にも影響を与える可能性がある。

 地検は、梁容疑者が「最終決定権者で事件を主導した」とみて逮捕状を請求。ソウル中央地裁が23日に梁容疑者を出頭させて審査し、「事案は重大で証拠隠滅の恐れがある」などとして発付を認めた。容疑の相当部分が明らかにされているとの判断も示した。

 梁容疑者は2011年から6年間在任。韓国メディアによると、容疑は40件余りに上る。11日以降、複数回取り調べを受けたが、一貫して容疑を否認してきた。朴前政権の意をくみ、「判決が確定すれば、日本が国際司法裁判所に提訴するなど反発する」として判決見直しを担当裁判部に求めたとの関係者の供述があるとも報じられている。

 訴訟は13年から約5年間、結論が出されず、梁容疑者が退任後の昨年10月、新日鉄住金に賠償を命じる確定判決が出された。

 1度棄却され、再請求された朴炳大(ビョンデ)元最高裁判事(61)に対する逮捕状審査も23日に行われたが、地裁は「一部犯罪成立の可否に疑問がある」などとして再度棄却した。

 疑惑をめぐっては、最高裁の所属機関「法院行政所」の前次長が既に逮捕・起訴されている。

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