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【阪神大震災24年】「もう弟のような犠牲出さぬ」遺族代表の柴田大輔さん

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阪神大震災から24年を迎え、「慰霊と復興のモニュメント」に刻まれた銘板に手を合わせる柴田大輔さん夫妻=17日午前6時20分、神戸市中央区の東遊園地
阪神大震災から24年を迎え、「慰霊と復興のモニュメント」に刻まれた銘板に手を合わせる柴田大輔さん夫妻=17日午前6時20分、神戸市中央区の東遊園地

 「弟のような犠牲者をもう出さない」と言葉に力を込めた。神戸市中央区の東遊園地で17日に行われた阪神大震災の市主催の追悼行事。弟の宏亮(ひろあき)ちゃん=当時(3)=と知幸ちゃん=同(1)=を亡くした自営業、柴田大輔さん(31)=同市長田区=が、遺族代表として追悼の言葉を読み上げた。

 震災で一家5人が文化住宅の下敷きになったが、追悼文を読んでいる最中には、救助を待つ約6時間に耳にした声が脳裏によみがえった。そばで心配する父の声、どこからか励ます母の声、1時間ほど続いた激しい宏亮ちゃんの泣き声…。知幸ちゃんの声はずっとなかった。

 当時、柴田さんは小学1年生。震災後しばらくは弟の死を受け入れられず、友人には「一人っ子」と説明した。しかし、周囲の支えを受けて次第に前を向けるようになり、地元に恩返ししたいと消防団に入った。追悼の言葉では「今後の防災に役立てるため」に自身の被災経験を語った。

 その背中を、妻の奈津さん(35)が手にした弟2人の遺影が見守った。「今年も会いにきたで。これからも語り継ぐから」。兄は弟たちに語りかけた。

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