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3つの山口組、切り崩し加速へ 初詣に四字熟語指針

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初詣に訪れた六代目山口組の篠田建市組長(手前右)ら=1日未明、神戸市灘区
初詣に訪れた六代目山口組の篠田建市組長(手前右)ら=1日未明、神戸市灘区

 国内最大の指定暴力団六代目山口組(神戸市灘区)の篠田建市(通称・司忍)組長(76)が新年早々の1日未明、組幹部らを従え、初詣のため総本部近くの神社を参拝した。かつては一枚岩を誇り急速に勢力を伸ばした組織も、3年半前には資金難や運営方針の違いを背景に分裂騒動が勃発。「山口組」を名乗る指定暴力団が3組織も併存し、いまだ対立を続ける。警察当局は組側の緊急事態を“好機”ととらえ、組事務所を閉鎖に追い込むなど切り崩しを図っており、3つの山口組をめぐっては今年も予断を許さない情勢だ。

分裂の背景に「平成大不況」

 厳しい冷え込みの中で迎えた平成31年の元日未明、着物姿の篠田組長など約10人の組幹部らが、同市灘区の兵庫県神戸護国神社の本殿近くに徒歩で到着。一般の参拝客とは別の場所で参拝した。周囲ではトラブルに備えて数十人の警察官が配置されたが目立った混乱もなく、初詣は10分程度で終了した。

 平成時代の終わりになっても存在感を示す暴力団が勢力を伸ばしたのは、日本経済がバブル景気に沸いた昭和の末期以降。不動産や金融、公共事業などに進出し、一部は表と裏の中間ビジネスで巨万の富を得た。

 ところが「平成大不況」と呼ばれるその後の不景気で懐事情が悪化。追い打ちをかけるように、一般社会のコンプライアンス意識が醸成され、暴力団追放の機運が高まった。

 組員による金銭や業務発注など不当要求を禁止した暴力団対策法に加え、22年以降には、一般市民や企業に暴力団との交際や資金提供を禁じた暴力団排除条例が全国の都道府県で施行。シノギ(資金源)をめぐって組織間の対立が深刻化の一途をたどった。

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