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入居一時金を運転資金に流用 老人ホーム運営会社

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未来設計が運営する有料老人ホーム「未来邸日本橋」=23日、東京都中央区
未来設計が運営する有料老人ホーム「未来邸日本橋」=23日、東京都中央区

 首都圏で有料老人ホームを運営する「未来設計」(東京)が入居者から預かった「入居一時金」を運転資金などに流用していたことが23日、複数の関係者への取材で分かった。入居一時金は会計上、独立した管理が求められるが、流用は常態化、入居者遺族らへの一時金返還が滞っている。同社側を今年買収した企業側は流用などで粉飾決算が行われ、未来設計の創業者に不当に高額な報酬が払われたとし、創業者らに損害賠償を求める民事訴訟を起こした。

 入居一時金は居住期間を想定して預かり、年度ごとに分割して収益に計上。想定より早い退去時に残りを返還する。未来設計の持ち株会社を同業の「創生事業団」(福岡市)が7月に買収した後、過去の入居一時金流用が発覚した。

 創生事業団側の調査によると、未来設計創業者の女性(70)の指示で平成27年9月ごろから、1人当たり240万~1千万円の入居一時金を分割せず全額を売上高に計上し、運転資金などに流用。赤字経営が黒字に見せかけられ、3年間で創業者に未来設計や持ち株会社から約8億8500万円の報酬が払われた。

 正しく会計処理していれば入居一時金は今年4月末時点で約38億5千万円あるはずだったが、帳簿上は約12億1千万円だった。買収まで流用は続き、未来設計は8月末時点で約29億円の債務超過に陥り、入居者遺族らへの返還が滞っている。

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