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東京高裁、難民認定命じる 入管不認定のスリランカ男性

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 難民認定を求めた裁判で勝訴したのに難民と認められなかったスリランカ人の男性(58)が、国に難民認定の義務付けなどを求めた訴訟の控訴審判決が5日、東京高裁であった。秋吉仁美裁判長は「難民に該当する」として認定を命じた1審東京地裁判決を支持し、国の控訴を棄却した。

 弁護団によると、男性は内戦が続いていたスリランカで、反政府組織の協力者であると警察に疑われ、身の危険を感じて出国。経由地の日本で有効なパスポートを所持せず入管に拘束された。

 その後、難民認定を申請したが認められず、男性は訴訟を提起。大阪地裁は平成23年3月、不認定処分を取り消す判決を言い渡し、確定した。しかし国はスリランカ情勢の改善を理由に再び不認定とし、男性が東京地裁に改めて提訴した。

 秋吉裁判長は判決で、協力者と疑われている男性が「根本的に迫害を受ける恐れが消滅したとは確認されていない」と判断した。また大阪地裁判決が確定していることから、すでに「難民であることが公権的に確認されている」と指摘。難民の認定を終了させる場合、母国情勢が根本的に改善したことを立証するよう国側に求めた。

 弁護団によると、勝訴判決が確定しながら不認定となった外国人はほかにも数人いるという。

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