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死刑囚が自ら告白した新たな殺人を否認、強まる「延命目的」 真相解明は不透明

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 死刑が確定した後、別の2件の殺人事件への関与を告白し、殺人罪に問われた指定暴力団住吉会系元会長、矢野治(おさむ)被告(69)の裁判員裁判の初公判で、矢野被告はいずれも無罪を主張した。12日、死刑囚が被告となった初の裁判員裁判は、自ら告白した新たな殺人を否認する異例の展開で始まった。遺族らは真相解明に期待を寄せるが、被告が無罪主張したことで、告白に端を発した今回の裁判自体が「死刑執行の先延ばし目的」との見方が強まった。共犯とされる元組員らも既に死亡しており、20年以上前の事件の詳細がどこまで明らかになるかは不透明だ。

 「現住所は東京拘置所ですね」「間違いありません」-。東京地裁で開かれた初公判で、矢野治被告は冒頭、楡井(にれい)英夫裁判長からの人定質問に淡々と回答した。青色と緑色のトレーナー姿。通常事件より多くの刑務官を配置した法廷で起訴内容を問われ、「間違いです」と強く否定した。

 矢野被告は、会社役員の斎藤衛さん=当時(49)=の殺害について「私は殺していません。ただし殺させました」と発言。不動産業の津川静夫さん=同(60)=殺害については「名前すら知りません。間違いです」と述べた。

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