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安田純平さん会見詳報(12完)「いつかは帰れる…あきらめたら試合終了」

記者会見する安田純平さん=2日午前、東京・内幸町の日本記者クラブ(荻窪佳撮影)
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 《内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)による2日の記者会見は、終了予定時刻を大幅に超えているが、質問の挙手をする記者は絶えない。安田さんは疲れた様子を見せず、記憶がある限り詳細を淡々と答え続ける》

 --(フリー記者)現地で住民による民主化運動に関して、何らかの情報や見聞きすることはありましたか

 安田さん「民主化運動についてという話は、なかなか聞くのは難しいですね。うーん。そうですね…」

 《しばらく記憶をたどるように考え込む》

 「捕まっている囚人の中に子供がいて、尋問の内容を聞いていると(子供は)政府側のスパイとして入ったようでした。他に、障害者も使っているようでした。ふらふらと反対側(反政府側)の地域に入らせて、見て回って帰らせるというようなことをやっています。(同じようなことは)反政府側もやっているんだろうけど、政府側もやっているようだと。子供を使っていたり、2012年にも現地を取材したが、そうしたことに(住民が)反発していてだんだん広まっていったというのが、反政府側に入る人間が多くなった背景ですので」

 「(ずっと施設の)中にいたので話を聞いて回るわけにはいきませんでしたが、周りで空爆があるときは救急車が走っているのが聞こえました。救助活動をしているグループがいて、空爆の被害者を救助するということもありました。以前に来たとき、がれきの中から女性、子供が救われるのを見ましたが、(そうした状況を)経験する中で反体制運動を始めた人がいるというのを2012年以降に現地で見たり聞いたりしました。(拘束されていた施設で)人身売買されたシリア人の人質もいたと言いました。武装勢力にはある意味、権力がありますが、そういった組織によって、(住民が)被害を受けるということも起きているんだなと感じました。民主化運動をしたいという人がいるのは理解できるなと思います」

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