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地面師グループ、半年前から犯行計画か 所有者入院後に実行

積水ハウスが「地面師」の被害に合いだまし取られた土地。正面にはフェンスが張られていた=16日午前、東京都品川区西五反田(寺河内美奈撮影)
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 住宅大手の積水ハウス(大阪市)が約55億円の被害に遭った東京都内の旅館跡地の取引をめぐる地面師事件で、地面師グループが積水ハウスに土地売却を持ちかける半年前の平成28年9月ごろから犯行を計画していた疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課は、土地所有者の入院を機に計画を本格化させたとみて経緯を調べている。

 偽造有印私文書行使などの疑いで8人が逮捕された地面師グループは、29年3月30日に積水ハウス側に土地の売却話を持ち込み、同4月24日に売買契約を結んでいた。

 関係者らによると、品川区西五反田に約2千平方メートルの土地を所有していた女性は「売らない地主」として知られていた一方で、数年前から体調を崩して入退院を繰り返していた。土地の相続をめぐる親族とのトラブルも抱えており、知人らに水面下で売却の意向を示していたとされ、不動産関係者の間では、女性や物件の情報が出回っていた。

 情報を入手した地面師グループは、28年9月ごろから都内の複数の不動産業者らに土地取引を持ちかけるなどしていた。計画は、警視庁が27年11月、東京都杉並区の土地をめぐる地面師事件で逮捕し、その後、有罪判決を受けた男(65)=詐欺罪で収監中=が中心となって立案。カミンスカス操(みさお)容疑者(58)=強制捜査直前に出国、逮捕状=らによって実行に移されたとみられる。

 また、グループの1人で、逮捕状が出ている三木勝博(まさひろ)容疑者(63)=別の詐欺事件で町田署が今月16日に逮捕=が、積水ハウスとの交渉直前の29年3月下旬、自身が代表を務める会社の名称を旅館名に変更し、直後に元の名称に戻す登記を行っていたことも判明。犯行に用いる旅館名義の印鑑作成などに利用した可能性がある。

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