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特養側に「刑事責任なし」京都府警、虐待確認されず

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 入所者17人が職員から虐待された可能性があるとして、京都府から業務上過失傷害罪で告発された同府宮津市の特別養護老人ホーム「安寿の里」について、京都府警が職員による暴行は確認されず、施設側の刑事責任は問えないと判断したことが15日分かった。捜査関係者が明らかにした。

 同施設をめぐっては、府が2月、ベッドから転落した90代の女性入所者の全身に多数の打撲痕があるなどとして虐待を認定。70~100代の他の入所者16人にも不審な骨折や打撲があるとして、施設を運営する社会福祉法人「香南会」(高知県香南市)に改善勧告を出した。その後、業務上過失傷害罪で氏名不詳の職員を府警に告発した。

 捜査関係者らによると、職員らに事情を聴くなどした結果、あざやけがの原因は加齢などによるもので、職員の暴行や介護中の過失は確認されなかったという。

 香南会の橋本信一理事長は取材に「転倒するなどして入居者が負傷したのは事実だが、(職員が)故意にけがをさせたという事実は初めから全くなかった」と説明。その上で「法医学の観点から検証するなどの調査もせずに発表した府の姿勢はありえない。入居者らにいかに恐怖を与えたことか」と述べた。府が改善勧告を公表して以降、同施設では約3割の職員が退職し、人員不足に陥ったという。

 府の担当者は「介護保険事業所として適切な運営をしているかどうかという調査を適切に行った上で告発した」と話した。

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