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愛媛のアイドル自殺 遺族が提訴 所属会社、ラインで「マジでブン殴る」

提訴後に記者会見する大本萌景さんの母幸栄さん=12日午前、松山市
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 愛媛県を拠点にするアイドルグループの元メンバーで松山市の大本萌景(ほのか)さん=当時(16)=が今年3月に自殺したのは所属会社による過重労働やパワハラなどが原因として、遺族が12日、会社などを相手取り計約9200万円の損害賠償を求める訴えを松山地裁に起こした。

 訴状などによると、大本さんは平成27年7月、同市の所属会社「hプロジェクト」と契約し、農業の魅力を伝えるアイドルグループ「愛(え)の葉(は)Girls」のメンバーとして活動。

 昨年ごろから、物販などのイベントで早朝から深夜まで平均10時間以上拘束されるなど過重労働を強いられた。また学業との両立に悩んで脱退の意向を会社側に伝えると、「次また寝ぼけた事言い出したらマジでブン殴る」と暴力的なメッセージをLINE(ライン)で送られるなど、パワハラを複数回受けた。

 さらに高校の進学費用を同社から借り入れる予定だったが、今年3月20日に脱退の意向を知った会社側が撤回。「事務所を辞めるなら1億円を支払え」と言われ、精神的に追い詰められて希望を失い、翌21日に自殺に至ったとしている。

 提訴後、大本さんの母親の幸栄(ゆきえ)さん(42)は同市内で記者会見し、「会社は(事実を)曲げずに、そのままのことを話してほしい」と語り、亡くなった当日の様子を説明しながら涙を拭った。

 同社の代表取締役、佐々木貴浩氏は長時間労働は認める一方、1億円についての発言などは否定。「私や弊社に法的な責任があるとは思っていない」と反論している。

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