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【仙台警官刺殺】繰り返される襲撃 開かれた交番 対応の難しさ浮き彫り

清野裕彰巡査長
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 交番などで警察官が襲撃される事件は、これまで繰り返されてきた。6月には富山市の交番で警察官が拳銃を奪われ殺害されたばかりで、住民に開かれている交番の安全対策の難しさが改めて浮き彫りになった。

 「富山市での襲撃事件後、全国に訓練を求めていたところだった」。警察庁担当者は厳しい表情で事件を受け止めた。

 同庁は富山市の事件後、交番の安全対策として、(1)奪われにくい新型拳銃入れの配備(2)拳銃使用の可否を判断する「射撃訓練用映像」に交番襲撃のシナリオを追加(3)県警本部から交番内部をモニタリングできる「交番防犯カメラ」のモデル事業開始-を決めた。

 こうした具体策の実施を控える中で起きた今回の事件。同庁が19日に全国の警察本部に出した通達では、被害防止に向けて耐刃防護衣の常時着用や警察官の複数配置に努めること以外にも、「常に相手の動向を注視する」「装備資機材を点検・確認する」ことなどを求めた。

 警視庁管内では平成元年、練馬区の練馬署中村橋派出所で警察官2人が刺殺される事件が発生。4年にも、東村山署旭が丘派出所で勤務中の警察官が刺殺され拳銃が奪われた。こうした事件を教訓にし、警視庁は交番などに侵入した不審者から即座に攻撃されることを防ぐため、入り口近くにカウンターを配置するなど対策を講じてきた。

 富山の事件を受け、交番などの状況を改めて点検。襲撃者を押さえつける刺股(さすまた)の前にごみ箱などの障害物があった施設では、刺股の設置場所を見直すなど改善を行った。

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