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【北海道震度7地震】厚真町、特産品・ハスカップに暗雲「日本一うたえなくなる」

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【北海道震度7地震】
厚真町、特産品・ハスカップに暗雲「日本一うたえなくなる」

ハスカップ畑が受けた土砂崩れ被害について説明する、ハスカップファーム山口農園の山口善紀代表=13日午後、北海道厚真町(松本健吾撮影) ハスカップ畑が受けた土砂崩れ被害について説明する、ハスカップファーム山口農園の山口善紀代表=13日午後、北海道厚真町(松本健吾撮影)

 北海道地震で、作付面積日本一を誇る厚真町特産の果実「ハスカップ」の生産が危機に直面している。土砂崩れで埋まるなどしたほか、地割れが確認された畑もあり、収穫量の激減は避けられない情勢だ。「日本一をうたえなくなってしまうかもしれない」。生産農家は苦悩を抱えている。

 同町宇隆地区の農家、山口善紀さん(47)は揺れが襲った6日早朝、無我夢中で畑に向かい「がくぜんとした」。目にしたのは、約千本のうち約半数が土砂に埋まったハスカップ畑。近くには地割れもあり、雨が降れば被害が拡大する恐れもあった。

 被害に遭ったのは約20年前に母、美紀子さん(70)が植え、観光客にハスカップ狩りを楽しんでもらおうと育てた木だった。安定して収穫できるようになるまで10年近くはかかる。失った「働き盛り」の木々の被害額は約800万円に上るとみられるという。

 ハスカップの果実は見た目や色がブルーベリーに似ており、長さは1~3センチ程度。甘酸っぱい味が特徴で、生食のほかジャムなどに加工される。町では昭和40年代に栽培が始まった。

 山口さんは平成17年に両親の農業を継ぎ、「厚真を日本一のハスカップの町にしたい」と決意。品種の統一がなく味もバラバラだったハスカップを何とかしようと改良を進め、平成21年には独自品種「ゆうしげ」「あつまみらい」を品種登録した。

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