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【北海道震度7地震】風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず

地震による影響で人影がまばらな登別温泉街=12日午後6時28分、北海道登別市(松本健吾撮影)
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 地震発生から1週間がたつ今も、北海道内の観光地に客足が戻らない。節電を余儀なくされているとはいえ、多くが通常営業を再開しているが、宿泊予約のキャンセルなどが相次いでいるという。被害が大きかった地域と混同する風評被害も要因とされ、関係者は「東日本大震災のときよりも状況が悪い」と悲鳴を上げる。

 札幌市中心地から約25キロの山間地にある温泉地「定(じょう)山(ざん)渓(けい)」。人通りは少なく、いつもは席が埋まっている足湯施設も人がまばらだ。「受け入れ態勢は整っているのに、今もキャンセルが続いている」。観光協会事務局長の山田秀明さん(71)は嘆く。

 施設にもアクセス道路にも被害はなかったが、心配する予約客は多い。「『液状化は大丈夫か』との問い合わせもある。被害が大きかった地域と混同している」。今月分だけで予約キャンセルは約2万5千人(12日現在)に上り、損害額は3億円を超えるとみている。12日から温泉地のほぼ全ての立ち寄り湯で入浴料を半額とするなど、秋の紅葉シーズンに向けて巻き返しに躍起だ。

 地震後4日間だけで約1万2千人分の宿泊予約キャンセルが出た登(のぼり)別(べつ)温泉(登別市)。建物や道路に被害はないが、登別国際観光コンベンション協会の担当者は「10月分もキャンセルの動きが出ている」と危機感を示す。

 道などによると、道内を訪れた観光客数は震災の影響で落ち込んだ平成23年度以降、ほぼ増加の一途をたどり、昨年度は過去最多の約5600万人。近年の外国人からの人気も増加の原動力となっているが、地震が水を差す恐れがある。

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