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【北海道震度6強地震】厚真町、山が数百メートルにわたり崩壊 「手がつけられない」「どうなっているのか」

地震で発生した北海道厚真町の土砂崩れ。山肌がいたるところで露出している=6日午前10時29分(本社チャーター機から、蔵賢斗撮影)
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 道路は波打ち、信号の灯は消え、大規模な土砂が家屋を押し流した…。6日未明に北海道を襲った最大震度6強の揺れ。道内は各地で停電が発生し、鉄道が止まり、混乱を極めた。夜が明けて被害の深刻な状況も徐々に判明。「手がつけられない」「どうなっているのか」。住民は不安を募らせた。

 震源に近い厚真(あつま)町では山が数百メートルにわたり崩れた。大量の土砂が山肌の木々をなぎ倒して、民家を飲み込んだ。

 町内の福祉施設では冷蔵庫の中身が飛び出し、調理器具も散乱。食品庫や温冷庫も倒れた。「すべてが使い物にならない。めちゃくちゃな状態だ」。施設で給食を調理する会社の男性代表(57)は嘆く。

 施設の裏でも土砂崩れが発生し、利用者は別の施設に避難せざるを得ない状況だという。けが人はいなかったが、男性は「余震も起きている。利用者に非常食を配るため、準備を進めているところだ」と話した。

 町内の旅館でも食器が落ち、ガラス棚も割れ、宿泊客に片付けを手伝ってもらっているという。「経験したことがない揺れで比較的長く感じた。停電も続いていてテレビも見られない。状況が把握できず教えてもらいたいくらいだ」。切り盛りする女性(37)は訴える。

 周囲の信号は消え、道路は隆起。女性は「小さい子供たちは落ち着いているが中学3年の息子はショックを受けているようで、じっとしたまま動かない」と漏らした。

 千歳市内にある新千歳空港は、ターミナルビル内で多数の水漏れが発生。駐車場とビルを結ぶ連絡橋の損傷などもみられ、空港事務所によると、再開のめどは立たないという。

 「ドーンという音と衝撃のあと、経験したことのない横揺れが襲ってきた。壁に手をついて踏ん張んばって揺れに耐えた」。JR千歳駅付近のアパートに住む男性(57)は、揺れの瞬間をそう振り返った。

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