産経ニュース

ケフィア事業振興会が破産、1千億円超 東京地裁、手続き開始決定

ニュース 社会

記事詳細

更新


ケフィア事業振興会が破産、1千億円超 東京地裁、手続き開始決定

「ケフィア事業振興会」オーナー制度のイメージ 「ケフィア事業振興会」オーナー制度のイメージ

 加工食品製造事業のオーナーになれば高い利子を支払うとして出資を募り、多額の支払いを滞納している「ケフィア事業振興会」(東京都)は3日、東京地裁に破産を申し立て、手続き開始決定を受けたと明らかにした。同社によると、負債総額は約1千億円、債権者は約3万人という。

 同社は平成4年にケフィアヨーグルトの種菌の販売で創業。加工食品の会員制通信販売を展開した。一方、オーナー制度として、高い利子を掲げてダイレクトメールで出資を募集。一定額を支払って干し柿やジュースなどのオーナーになれば数カ月後に利息分を足して支払うと勧誘していた。多額の契約を結んだが、昨年11月ごろから契約者への支払いが滞っていた。

 同社は破産申し立てに至った理由について、「支払いが遅滞するトラブルが急増し、信用が著しく悪化した。多数の契約解除が出て資金繰りが逼迫(ひっぱく)した」などと説明している。

 同社をめぐっては消費者庁が8月31日、巨額の消費者被害の恐れがあるとして注意喚起。同庁によると、全国の消費生活センターには、過去約1年間で1400件超の相談が寄せられたという。

 被害対策弁護団は2日、都内で被害を訴える契約者向けの説明会を開き、資産の実態や資金の流れなどの解明を進めるほか、同社の勧誘が出資法違反などに当たる可能性があるとして、警視庁への刑事告訴を検討していることを説明した。

このニュースの写真

  • ケフィア事業振興会が破産、1千億円超 東京地裁、手続き開始決定

「ニュース」のランキング