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【北朝鮮拉致】“異様な夏”…曽我ひとみさんら被害、きょうで40年 北の工作、深く浸透 1500キロ遠隔地、4人同日拉致

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【北朝鮮拉致】
“異様な夏”…曽我ひとみさんら被害、きょうで40年 北の工作、深く浸透 1500キロ遠隔地、4人同日拉致

 北朝鮮による拉致事件で、鹿児島県日置市で市川修一さん(63)=拉致当時(23)=と増元るみ子さん(64)=同(24)が、新潟県佐渡市で曽我ひとみさん(59)と母のミヨシさん(86)=同(46)=がそれぞれ拉致されてから、12日で40年となる。遠隔地の2カ所で同時に拉致が実行された事実は、北朝鮮に深く浸透されていた実態を物語る。

 昭和53年6~8月、政府の認定だけで10人が拉致された。とりわけ、1500キロ近く離れた新潟と鹿児島で計4人が連れ去られた8月12日は、異様さが際立つ。

 救う会の西岡力会長は、「国家ぐるみの拉致を命じた金正日(キム・ジョンイル)総書記の『指令』を次々と実行した非道さを象徴する事件」と指弾する。一方、公安関係者は「工作員だけで多数の拉致を行うのは困難。協力者がいたからこそ実行できた」と分析する。

 曽我さんのケースでは、工作員が勤務パターンなど生活を細かく把握。綿密に事前調査をしたとみられるが、海に囲まれた佐渡島で見知らぬ人物の長期滞在は目立つため、島内に協力者がいた疑いがある。

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