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【防災ヘリ墜落】最後の30分に何が 現場付近で爆音響かせた低空飛行目撃も

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【防災ヘリ墜落】
最後の30分に何が 現場付近で爆音響かせた低空飛行目撃も

山中で発見された群馬県の防災ヘリコプター「はるな」の残骸=10日午後2時40分、群馬県中之条町(共同通信社ヘリから) 山中で発見された群馬県の防災ヘリコプター「はるな」の残骸=10日午後2時40分、群馬県中之条町(共同通信社ヘリから)

 担当者によると、ヘリは県が整備した登山道「ぐんま県境稜線(りょうせん)トレイル」が新たに開通するのに伴い、危険箇所の有無などを上空から視察するために現場付近を飛行していた。視察は地元の吾妻広域消防本部が県側に依頼したという。

 ヘリは午前9時15分に群馬ヘリポート(前橋市)を出発し、途中で病院などに寄って1時間半後に帰還する予定だった。

 実際にヘリ側から県防災航空隊に最後の無線連絡があったのは午前9時28分。内容は着陸連絡だった。その後、口頭のやり取りはなかったが、ヘリから自動的に現在地情報が送られてくる管理システムでは、午前10時1分に現場付近を飛行しているのを最後に情報が途絶えたという。

 同隊が消息が分からなくなったことに気付いたのは午前11時50分だったため、記者から「遅いのでは」と疑問の声が上がったが、担当者は「ずっと(現在地情報を)ウオッチしているわけではない」と釈明した。

 また、墜落について「大変残念。隊員の救助に全力を挙げて対応したい」と語った。

 平成9年に導入された事故機をめぐっては、今年4月にエンジンから「パン、パン」と衝撃音が鳴り、出力が下がる故障が発生。6月に修理を終え復帰していたが、32年に機体を更新する予定だったという。

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