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自白の信用性どう判断 訴因変更の影響は 栃木女児殺害事件控訴審、3日に判決

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自白の信用性どう判断 訴因変更の影響は 栃木女児殺害事件控訴審、3日に判決

 栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で、殺人罪などに問われ、1審宇都宮地裁の裁判員裁判で無期懲役とされた勝又拓哉被告(36)の控訴審判決が3日、東京高裁(藤井敏明裁判長)で言い渡される。勝又被告は捜査段階で自白した後、公判で無罪を主張。物証が乏しい中、高裁が自白の信用性を認めるかどうかが最大の争点となっている。

 平成28年4月の1審判決は、遺体に付いていた獣毛のDNA型鑑定や、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)の走行記録など客観的証拠を検討。獣毛が勝又被告の飼い猫の毛である可能性が高いことや、被告の車が遺体発見当日に遺棄現場がある茨城県方向へ向かったことなどから、「犯人である蓋然性が相当高い」と指摘した。

 その上で、捜査段階の自白については、供述が変遷しなかった殺害場所など「事件の根幹部分」では信用性があるとして、有罪を言い渡した。

 弁護側は「取調官に迎合して虚偽の自白をした。遺体の傷や遺棄現場の状況は自白と矛盾する」と主張。遺体に付着した微物のDNA型鑑定結果から「事件に第三者が関与した可能性がある」としている。

 検察側は「取り調べは適正に行われ、弁護側が矛盾の根拠とする専門家の意見は非科学的」としている。

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