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電通違法残業事件、高橋まつりさんの元上司「不起訴相当」 検察審査会

東京第1検察審査会の「不起訴相当」の議決書が掲示板に張り出された=27日午後3時半、東京・霞ケ関の東京地裁前(大竹直樹撮影)
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 大手広告会社の電通(東京)の違法残業事件で、平成27年に過労自殺した新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=の元上司を不起訴とした東京地検の処分について、東京第1検察審査会は「不起訴相当」と議決した。議決は12日付。まつりさんの母、幸(ゆき)美(み)さん(55)が審査を申し立てていた。

 議決は、元上司が「部下の残業時間の認識が薄く、まつりさんが違法な長時間労働をしていたという認識があった」と指摘。一方、違法な長時間労働は全社的に行われ、元上司ができる対策は限られていたこと、抜本的対策が取られつつあることなどから「まつりさんの無念さや親族の心情は察するに余りあるが、不起訴処分を覆すだけの理由はない」と結論づけた。

 電通と元上司らは労働基準法違反容疑で書類送検され、地検は昨年7月に電通を略式起訴し、元上司を不起訴(起訴猶予)とした。電通は罰金50万円の東京簡裁判決が確定している。

 幸美さんは「社員の労働時間の管理と健康に働ける環境を整えることは、会社経営者と全ての管理職に責任があるということを、全ての職場で認識してもらいたい」とコメントした。

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