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【多摩工事現場火災】黒煙、一気に広がり「真っ黒」「呼吸できない」 作業員らが語る“恐怖”

火災が発生した工事現場付近で消火、救助活動を行う消防隊=26日午後、東京都多摩市(納冨康撮影)
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 立ち上がった黒煙は瞬(またた)く間に建物内に広がり、作業員たちを襲った。26日に起きた東京都多摩市の建設工事現場火災では4人が死亡、多数の負傷者を出した。「生きるために必死だった」「呼吸できなかった」。暗闇の中で逃げ延びた作業員たちはパニックとなった状況を証言した。

 ガスバーナーなどが使われていた地下3階付近で突如、火の手が上がった。地下3階の床下にある免震構造の工事に携わっていた男性作業員(44)は「火事だ」の叫び声で異変に気付いたという。

 直後に停電が起き、暗闇に包まれた。男性は必死に地上に逃げる途中、ボンベが弾けるような爆発音を耳にしたという。「もっと奥で作業していた人は大丈夫だったのか」と気遣った。

 地下3階で配線工事をしていた秋月大(だい)さん(26)の周囲では「急げ」「慌てるな」と怒号が飛び交った。炎の熱を肌で感じながら秋月さんは駆け上がったといい、「1階も煙で真っ暗で外に出てようやく光が差した」。

 2階部分で窓枠の防水工事をしていた男性作業員(20)は同僚の知らせで異変に気づいた。黒煙が階下から階段を伝って立ち上り「怖いと感じるまもなく呼吸ができなくなった」という。男性は黒煙に巻かれながら建物外の足場から逃げた。

 現場は小田急多摩線唐木田(からきだ)駅から南西に約1キロのホームセンターや家電量販店が立ち並ぶ一角。消防車両など70台以上が出動して活動にあたり、近隣住民らは不安そうに見守った。

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