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【西日本豪雨】「表層崩壊」で被害拡大 地盤の特性も日本全国に同様リスク

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【西日本豪雨】
「表層崩壊」で被害拡大 地盤の特性も日本全国に同様リスク

 土砂崩れが相次いだ広島県などは地盤がもろい地域が多く、山の表面の1~2メートルくらいのごく浅い部分が崩れる「表層崩壊」が発生。さらに、重さが数トンもある「コアストーン」と呼ばれる巨大な岩が、崩壊に引きずられるようにして斜面を転がり、麓の民家などを直撃して被害を拡大させたとみられる。同様の地質は日本各地に分布。専門家は「どこでも起きうる」と警鐘を鳴らしている。

 西日本は「花崗(かこう)岩」の地盤が多く、広島も広範囲に分布。こうした地盤の表面は「真砂土(まさど)」と呼ばれる花崗岩が風化した、もろい砂が、硬い地盤の上に堆積している。

 地盤が軟らかいため、宅地などに切り開きやすいという利点がある一方、大雨などの際は、堆積したもろい部分が流れる表層崩壊が起きる恐れがある。

 平成11年に広島市内の新興住宅街で32人が死亡・行方不明になった土砂崩れや26年に広島市安佐北区などの住宅街を土石流が襲い関連死を含め77人が犠牲になった災害も、表層崩壊だったとされている。

 国土交通省によると、広島には土砂災害の恐れが高い「土砂災害警戒区域」が全国で最多の推定4万9500カ所あるという。また、京都大防災研究所の千木良(ちぎら)雅弘教授(応用地質学)によると、こうした花崗岩の地域は日本全国に分布し、国土の約13%を占める。このため、千木良教授は「表層崩壊はどこにでも起きうる」と指摘する。

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