産経ニュース

【西日本豪雨】ライフライン寸断…避難者の健康影響も懸念

ニュース 社会

記事詳細

更新

【西日本豪雨】
ライフライン寸断…避難者の健康影響も懸念

 西日本豪雨の被災地では避難者の健康への影響も懸念される。岡山県は9日、感染症や公衆衛生対策を支援する「災害時健康危機管理支援チーム」(DHEAT)の派遣を要請した。

 自宅の片付けなどでけがをした場合、懸念されるのが破傷風(はしょうふう)だ。破傷風を引き起こす菌は「泥の中であればどこにでも存在する」とされ、小さな傷でも洗い、消毒するといった処置を心がける必要がある。ノロウイルスをはじめとする集団食中毒にも注意が必要だ。予防には、下痢や嘔吐(おうと)などの症状がある人は食品の配布や調理にかかわらないことが重要となる。

 梅雨明けし、今後各地で気温の高い日が続くため、熱中症対策も懸案に上がる。厚生労働省の担当者は「冷房がなければ窓を開けて風通しを良くし温度や湿度を下げてほしい」と強調。トイレに行く回数を減らさず「十分な量の水分摂取を」とも呼びかける。

 東北大災害科学国際研究所の栗山進一教授(災害公衆衛生学)は「避難生活では持病を持つ人々が薬を飲まなくなり健康状態を悪化させることも想定される。自身の健康管理をしっかりとするとの意識を持つことも重要だ」としている。

このニュースの写真

  • ライフライン寸断…避難者の健康影響も懸念

「ニュース」のランキング