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【文科省局長逮捕】不正入試と恣意的助成選定、二重のダメージ 文科省、組織立て直し道筋見えず

賄賂は受験生の息子への合格資格だった疑い
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 文部科学省の前科学技術・学術政策局長佐野太容疑者(58)が東京地検特捜部に逮捕された受託収賄事件では、私立大支援事業の恣意的な対象選定と、入試の不正という疑惑が同時に浮上し、文科省に二重のダメージとなった。天下りや加計学園を巡る問題で批判が続く中、組織立て直しの道筋は見えない。

 佐野容疑者が便宜を図った疑いがあるのは、経営改革に取り組む大学を支援するための「特別補助」の一つである「私立大学研究ブランディング事業」の選定だ。

 少子化で経営環境が厳しさを増す私立大は、国の支援事業獲得にしのぎを削っている。今回の選定に、当時官房長だった佐野容疑者の意向が働いていたとすれば、大学同士の競争を促してきた文科省の信頼は足元から崩れる。

 佐野容疑者が見返りとして、東京医科大の入試で自分の子の点数を加算してもらい、合格させてもらった点にも厳しい目が注がれる。入試の公正確保を強調してきた文科省の幹部が不正の恩恵を受けていたとなれば、今後の指導にも説得力を欠くことになりそうだ。

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