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強制不妊で男女3人提訴 夫も原告、中絶も理由 札幌と熊本

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強制不妊で男女3人提訴 夫も原告、中絶も理由 札幌と熊本

 旧優生保護法(昭和23~平成8年)下で中絶や不妊手術をされたのは自己決定権などを保障する憲法に違反し、その後の救済措置を怠ったとして、北海道の夫婦が28日、国に損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。小学生の頃に同意がなく、不妊手術を受けた熊本県の男性も熊本地裁に提訴。中絶を理由にした旧法を巡る訴訟は全国初で、当事者の家族が原告になるのも初めて。熊本の男性は西日本では初提訴。

 1月に仙台、5月に札幌、仙台、東京の各地裁に起こされた訴訟を含め、原告は計7人に拡大。

 訴状などによると、北海道の女性(75)は中度の知的障害がある。昭和52年に結婚、56年に妊娠したが、入浴中に親族に気付かれ、中絶を説得された。夫(81)も周囲に逆らえず、中絶と不妊手術の同意書に署名。女性は同年6月、滝川市の病院で手術を受けた。

 熊本県の男性(73)は幼少時に変形性関節症を患い、小学生の時に同意がないまま睾丸の摘出手術を受けさせられた。

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