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茶のしずく石鹸の旧製品「欠陥あった」 販売元などに3440万円賠償命令

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茶のしずく石鹸の旧製品「欠陥あった」 販売元などに3440万円賠償命令

 「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品を使ったため小麦アレルギーなどを発症したとして、東京都などに住む23人が製造販売元の悠香など3社に計3億500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。岡崎克彦裁判長は「本件石鹸には欠陥があった」として、悠香と製造会社のフェニックスに計約3440万円を支払うよう命じた。原材料の小麦由来成分を製造した片山化学工業研究所への請求は退けた。

 この製品をめぐる各地の集団訴訟で、悠香に対する判決は初めて。東京訴訟では計169人が訴えを起こしたが、146人は悠香とフェニックスの間で和解が成立し、片山への訴えは取り下げて終結している。

 岡崎裁判長は、2000件超のアレルギー症例が報告され、重症化した患者もいることなどから、石鹸は「通常有すべき安全性を欠いていた」として欠陥があったと判断。製品に使われた小麦由来成分と小麦の反応でアレルギーが発症することを「認識できなかったとは考えにくい」とし、悠香とフェニックスの責任を認めた。

 一方、片山については小麦由来成分が使われた医薬部外品や化粧品のうち、アレルギーの発症が報告されたのは一部にとどまることから、「安全性の水準を欠いているとまではいえない」とした。

 その上で、原告の認容額は1人当たり約72万円~250万円とした。

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