PR

ニュース 社会

【アメフット】追い込み指導、限界 「この時代には、もう通じない」

会見に臨む関東学生アメリカンフットボール連盟の柿沢優二理事長(左から2人目)ら=29日午後、東京都中央区(撮影・福島範和)
Messenger

 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で29日、関東学生連盟は内田正人前監督の指示を認め「除名」という最も重い処分を出した。選手を逃げ道のない状況に追い込む-という従来型の指導スタイルの限界が露呈した形だ。こうした指導法はスポーツに限らず学校生活や会社でも散見される。「この時代には、もう通じない」。専門家は柔軟な対応を求めている。

「自発的なやる気を」

 タックルをした宮川泰介選手の説明によると、試合の3日前に実戦形式の練習から外されたのが問題の発端。内田氏から「やる気があるのかないのか分からない」と厳しい言葉をかけられ、その後も実戦練習から遠ざけられた。

 翌4日に内田氏から6月の世界選手権の日本代表を理由を説明されずに辞退するよう求められ、今月5日には井上奨(つとむ)前コーチから「監督が『相手のQB(クオーターバック)を1プレー目で潰せば(試合に)出してやる』と言っていた」と指示されたことを明かした。

 念を押すように何度も下される反則指示に、宮川選手は「ここでやらないと後はないと思った」と、当時の心の内を吐露した。

 「このようなやり方は限られた練習時間の中で時間の無駄」。米国でアメフットのコーチ歴があり、アスリート教育に詳しい追手門学院大客員教授の吉田良治氏は厳しく指弾し、「恐怖と報酬というアメとムチは効果があるとしても短期的なもの。自発的なやる気を起こさせることが長期的な効果を生む」と語る。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ